通常織物の経糸は摩擦抵抗や強度をますために撚りをかけたり のりつけをしたりして織機に
かけますが シルクは糸の芯にあるフィブロインをセリシンという天然の糊剤が抱合しているため
撚りなし、のりつけなしでそのまま織ることが可能です 羽二重(シルクタフタ)はそのようにして
作られます。 従来のポリエステルでは不可能でしたが 上の写真のような新兵器ポリができて撚り
をかけずに織り上げた後で、糸の一部をまるでセリシンを溶かすごとく化学処理してシルクのきしみ感
ネメリ感を出すことに成功しました。今までシルクライクポリエステル散々研究されてきましたが
とうとう第一級品ができました。 ここまで研究期間はや1年 これから色柄をつけてようやく
発表できるとこまで こぎつけたところです。