元気の無い日本にみえるけど若い女性の、グローバルな活躍は目覚しい

スポーツ界ではフィギュアスケート、サッカー、スキージャンプにレスリング
クラシック音楽、バレーなど世界のトップレベルで活躍する若い日本女性
の層の厚さに驚きですが、どっこい表に出てこないファッション界でも日本
の若いデザイナーがパリのメゾンに、わんさといます。若い才能を伸ばす
受け皿になる日本のアパレルメーカーが元気がないから、海外へいかざる
を得ないからとおもわれます。

ファッション性の高い生地を自国内でかろうじて作れるのは先進国では
日本だけかも知れない。イタリアは大半がトルコへOEM生産だし、国内の
主要基地だったプラトー市の工場はほとんどの工場が中国資本に、街中に
漢字の看板が溢れてるらしい。日本では中国へのOEMがなくなってきて
中国製品輸入が大半になつてしまいました。

日本国内にかろうじて残っている腕利きの生地メーカーのもとへパリの
メゾンのMDがおしのびで来ます。秘密保持契約のため誰もウチは何何社
へ収めているとはいえないのです。 そんなわけでビッグメーカーの製品
に使われている日本の生地は結構ある筈。シャネル社の有名MDから
『日本に求めるのはハイテク織物とジャポニズム』と言われた言葉が忘れ
られません。

ファッション商品は糸加工,織り、染加工、縫製と緻密に連携しないと新し
いものはできません。どんなにグローバル化がすすんでも関連工場が日本
国内にないと繊細な連携が組めないから自社単独では昔ながらの良い
日本製は出来ません。新しいものができて2年も継続すると必ずコピー商品
が下値ででてきますが、これはトップランナーの宿命で仕方がない

ユニクロは日本企業ではなく世界企業でありここがいくら伸びても日本の
繊維産業ファツション産業とは何の関わりも無い ソンナノカンケイネエの
世界でしょう 

ほんとに良い物は高いと理解してくれる人(世界中の人)に向かってつくり
続けていくしかないとおもいます。 

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