『チャイニーズリスクとチヤイナリスク』

10人足らずの小企業が中国とビジネスで関わりをもつと

中国でしか起こりえないこと  中国人の大半にあり得ることに遭遇する  技能実習生は建前上技能習得のため中国現地企業が日本企業に派遣することになっているがこれがすべてダミー会社、実在の現地企業がその役回りを契約ではたしている(カネで) 現地の応募者の技能レベルをテストする工場現場を貸してくれるわけだ 送り出しがわ 受け入れ側双方とも承知のシステムで現地の1社から日本の何十社へ派遣することになる ありえない茶番劇が堂々と真面目に演じられる現場 上海から長江を超えて走ること5時間江蘇省ルーガオという繊維産地へボスは研修生の募集面接に行った2回目で要領は掴んでいた 今回は既に弊社に来ている研修生に前の工場の同僚友達で機織り技術のうまい子を聞き出して事前に応募させて面接即採用決定 これから3カ月現地で日本語研修 来日して

更に1カ月日本での法令、生活のレクチャーを受けて採用企業へ配属という流れ 今回は最高のリクルートができたわいと自画自賛して上海に5時間かけてもどり明日は帰国という晩に派遣会社の親会社の接待を受けることに  この会社人材派遣はおまけみたいに

下請け会社にやらせて本業はなにか解らぬほどの多角企業の大会社らしい 日本人客5名とむこうの社長、社員含めて5、6名なかなか風情のあるレトロなレストラン 外国人観光客大勢 有名な店なのだろう 分かれて個室テーブルへ ボスはこの社長のグループで

社員どもと社長のこ゛高説拝聴する羽目に  この社長物静かなインテリ風 解放軍上がりの元軍人とのこと 飲みながらの話で いわく 中国がアメリカとことを構えるとき 日本は黙って、中立でいてくれるだけでいいんだよ だと  ふーんこいつら日本をなんとも思ってないのか  とボスは感じた次第  帰国して3カ月後

事件は起こる 今日は新研修生の1団数十名が上海から小松空港へやってくるという日上海で全員出国禁止で飛行機に乗っていない

なんでだ!!!!  真相はいかに  上海の元軍人社長の大企業 会社の業務リストラで人材派遣業を止めるにあたり、リストラ解雇された社員が頭にきて入管に公然の秘密その他を密告、入管事務所もさすがに聞き捨てならず全員出国止め  この時のグループ全員日本行きは不可に  最高のリクルートが奈落の底に 何をしてくれるのか 中国でしかあり得ない これがチャイナリスク  その後やはりどうしてもベテランの

機織りあと一人欲しくて性懲りなく応募をかけて上海から江蘇省へ

今回は何の下工作もなく普通の面接で悩みぬいたあげく最高年齢40歳だが25年の経験者を採用することに これが大間違い  なにが

経験25年じゃ よくもまあ出鱈目な履歴書を書きやがって、使い物にならず入社1週間で首に上海へ送り返した これ中国の常識 騙されるほうが悪いのだ 時間、コストのおおいな無駄遣い これがチャイニーズリスク 中国人を信用してはいけない  もう中国は全部やめじゃーと固く心に決めた       なのに更に続く物語が……..

極薄地織物は細番手の糸で高密度に織るため24時間操業が必要て゛

無人操業に耐える自動織機はなくベテランの機織りをつけざるをえない  ベトナムで探して見ようとこんどはハノイまで遠征

中国とはシステムが少し違い ベトナムの全国放送のラジオ局が

人材募集と日本語研修を全寮制で行ない そこへ日本企業が面接に出むく いろんな業種向けにともかくも人が多くいた しかも全員高校卒 これはいいかもと思ったが ベトナムの高卒と中国の中卒は同じレベルと後日認識  行ってみて知ったことに  中国の人材送り出し機関 中国ではもう人材払底とみてこれからはベトナムだと ベトナム進出ベトナム人を下請け会社にして起業  くだんのラジオ局経営の会社もこの傘下  全寮制の日本語学校もしっかり授業料をとって経営 (授業料貸付)  そこから派遣される研修生は日本入国時100万円の借金からスタート  高金利だから完済してからでないと貯金も仕送りもできない  ひどい話で関わりたくなくても さらに続くチャイナリスク  日本人なら知っとこう